(株)ヨシオ 社長が語る 商品開発秘話
サイクルピアス
1.
発想の源 何からひらめいたか?
夜間、車の運転中急カーブが終わった場所で信号待ちしていたところ、自転車に乗った男から車を蹴飛ばされ口論となった。相手は私の車にカーブで幅寄せされ危うく点灯しそうになったと怒っていた。そのときは訳が分からなかったが、ペダルに付いた反射材はその特性から真正面か真後ろでしか光って見えないこと、また男が黒っぽい服装だったことに気付いた。この出来事がきっと記憶に残っていたのだと思う。
2.
最初の一個までの道のり
デッドストックになっている反射材をテーマに社内で提案会を開いた。一番出っ張ってるハンドルの両端に反射材を吊り下げると言う案を元に試してみると、自転車の車福が色々な角度から目立ち、以前の記憶と一致してこれは便利だと言うことに気付いた。
但し、ハンドルの穴に差し込むピンの開発に大変な苦労をし、試作代はゆうに500万円を越えてしまった。
3.
他人の反応
社長、また変なことを考えた!ほたるク〜ンだってヨォ〜ッと笑われた。
4.
生産決意
平成3年に
5.
市場の反応
しかし、製造会社の感覚で卸値は店頭価格の半分とした。ところが問屋さんに持って行っても誰も振り向いてくれず苦戦した。後から卸値は店頭価格の40%以下でなければ取り扱ってもらえないことを知った。
6.
転機となったこと
あちらこちらで意見を聞きに周り、商品に理念を持たせる必要性を知った。まずデザインに力を入れ、パッケージデザインに投資をした。さらに交通安全協会の認定、展示会での入賞など様々な付加価値を高める作業をして、わずかながら店頭価格を引き上げ、問屋で流通させることに成功した。
7.
ヒット時の思い出
いったんヒット商品となると、新しく作る反射材関連商品がすべて売れるようになった。
8.
今振り返って
イコー会の会員の提案で、軽井沢の貸し自転車へ付けたら宣伝になると言われ、妻と二人で軽井沢の貸し自転車のすべてに付けさせてもらった。グリップへ差し込む指に穴が空き血が出るまで頑張った。夜はすてきな別荘街の裏に車を停めその中で寝ることにした。妻へはいつかこんな別荘を買うと約束した。後日TV番組「いい日旅立ち気分」を見ていたら、軽井沢の街を自転車で案内していた。どの自転車にもほたるク〜ンが付いていた。あのころ頑張ったから今があると思う。妻との約束も果たした。
9.今、考えてる人達へひと言
この商品で助けてくださった多くの方々との、本当に良い出会いが、良い商品を作ったと思います。成功は一人の力では不可能です。色々な場での色々な人との出会い、これが大事だと思います。支えていただいた方の代表として、当会ともなじみ深い未来クラブ、会員、(有)小川製作所さんには、あらためて感謝したいと思います。ありがとうございました。
参考URL
http://www.yoshio.net/shohin_koutuu.html#jitensya